家の玄関までのアプローチ、敷石のこだわり
エクステリア職人さんのおもてなし
門から玄関までの園路は職人さんたちのおもてなしがたくさんあったりしますよ。
見過ごされてしまいまいがちな敷石。
玄関へのアプローチ、敷石の並べ方と大きさを歩く人たちを想定して
変えていることはご存知でしょうか?
試しに測ってみると意外なことがみつかるかもしれませんよ。
敷石の据え方の4パターン
②と④の敷石の据え方にはこんな思いが
敷石の幅をだんだん狭めて錯視で園路を実際より長く見せようとする敷石の据え方です。
気が付かれないようにちょっとづつ狭いのでメジャーで測ってみないと分からないことも
ありますよ。
でも、コンクリートで自前で作ると型枠の種類が大量になってしまう大変さはあります。
③と④の敷石の据え方にはこんな思いが
敷石の間隔をだんだん狭めていって、歩幅をだんだん小さくさせて、
楽な気分になって玄関に来てもらおうとする。敷石の据え方。
④の敷石の据え方にはこんな思いが
敷石の幅をだんだん狭めて錯視で園路を実際より長く見せようとすると同時に、
敷石の間隔をだんだん狭めていって、歩幅をだんだん小さくさせて、
楽な気分になって玄関に来てもらう2つの思いがあるので一番大変です。
施主にあらかじめ説明しておいたほうがいいでしょうね。
その職人さんの思い、いいですね。
①の敷石の据え方。
一般的な敷石の据え方でしょうね。
玄関アプローチが短い場合なら①の敷石の据え方になるでしょうね。
敷石の中心から敷石の中心の間隔は?
東京農業大学の先生が論文の中で、
「学生の歩幅」を測ってみて統計処理したそうです。
平均値は日本人の歩幅が約60㎝であることを算出しました。
だから、敷石の中心から次の敷石の中心まで60㎝が目安なんでしょうね。
偶然か必然か、有名な「桂離宮」の飛石の中心と次の飛石の中心が実測したら約60㎝だったそうです。
なのでこれは日本人の平均歩幅が昔から60㎝だったことなんでしょうね。
敷石の中心から次の敷石の中心は60㎝を目安ににすれば間違いないです。
まとめ
玄関アプローチにある敷石に注目してみるとおもしろい、けど敷石は目立たない。
でも職人さんによっては敷石の据え方にこだわっていますよ。
たまには、下を向いてあるくと意外な発見があるかもしれませんよ。