植木との会話

投稿者: | 2018年10月13日

整枝・剪定前のルーティーン

ラグビーの五郎丸日本代表選手で有名になったルーティーン。

植木の整枝・剪定の前に庭師もルーティーン。

ちょっと、一緒ではないようです。

 

植木を眺める伝統

 

庭師「整枝・剪定の前に、植木を眺めるのが伝統だよ」

昔々、縁側にどかっと座った庭師がタバコを吹かしていて、

のんびりして、仕事にかかるイメージがあるんですが?

 

庭師「昔は植木を座ってゆっくり眺めて整枝・剪定、あったかも。

でも、今そんなことやったら商売にならないよ」

 

一般的な剪定の枝(青い枝)

剪定する枝は教科書によると上の絵の青い枝ですよね?

 

木と会話

 

庭師「そう、でも木と会話してから始めるよ」

「水は十分か?   栄養はあるか?   日当たりはいいか?

風の通りはいいか?   ツルなどに絡まれてるか?」

 

木と会話できるんですか、すごいです。

会話はそれはどのくらいの時間、木とするんですか?

 

庭師「見せるからね」

植木の周りと上下をみて、数秒で庭師と木の会話終了。

するりと、上って、てっぺんに。上から木を見下ろしている。

 

庭師「植木の頭(頂上)から始める。植木より自分の頭を上げるよ」

そして、躊躇なく、植木鋏で剪定しつつ木から降りてきた庭師。

高さ4mくらいのマテバシイ、1~2分で剪定終了です。

マテバシイの木の例

 

なんで、あんなに早く切れるのですか?

庭師「植木に上る前に、植木全体を眺めれば、

切る位置が全部決まってくるよ」

「頭から見下ろすのは、切る位置を上から見て再確認」

 

 

普通、これは教科書にある「立ち枝」かどうか悩んでいるうちに庭師は

作業終了です。熟練の技ですね。

 

庭師「これ以上、植木を高く成長させないには頭を止めるんだよ」

「一番高く伸びている中心の枝を切る」

「上は強く、下に向かって弱く剪定、一番下は揃えるだけ」

 

庭師「剪定の強さ加減は、その木に合わせる。

もう始める前に木と会話しているから剪定の加減はわかってるよ」